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『南京』(英:''NANKING'')は、アメリカ合衆国製作で2007年に公開された南京事件に関するドキュメンタリー映画。中国で『南京』、台湾で『被遺忘的1937』(忘れられた1937)の題名でも公開された。 日本では2009年12月13日の「南京・史実を守る映画祭2009」で上映された。 == 概要 == 1937年末に旧日本軍が南京を占領した様子が、西洋人の視点から描かれている。映像では生存者の証言を集めたほか、当時ドイツ・ジーメンス社の南京支社長として赴任していたジョン・ラーベや米国人女性教師ミニー・ヴォートリンなどが、南京に南京安全区を設立して住民20万人以上を虐殺から保護した行いを、ヨーロッパにおいてユダヤ人をホロコーストから救ったドイツ人実業家のオスカー・シンドラーになぞらえ、「中国のシンドラー」と位置づけている〔米ドキュメンタリー映画「南京」 北京で試写会 - 人民網日本語版 2007年7月5日 〕。また文豪アーネスト・ヘミングウェイの孫娘のマリエル・ヘミングウェイ、ウディ・ハレルソン、ユルゲン・プロホノフ、スティーヴン・ドーフ、ミシェル・クルージら米国の著名人や俳優を起用し、欧米人の残した日記も読み上げている。 中国共産党中央委員会の機関紙人民日報によると、この映画は大量の写真や史料をもとに制作され、米国会図書館から当時に関する記録や多くの貴重なフィルムを発見している、としている〔 米国サンダンス映画祭で「南京」上映 - 人民網日本語版 2007年1月29日〕。また監督の2人は、中国および日本において80人におよぶこの事件の生存者を探し回り、そのうちかなりの人数がこの映画に実際に出演している〔Leonsis newest 'filmanthropist' at Sundance - hollywoodreporter.com 2007年1月22日(英語) 〕。 米紙ワシントン・ポストによると、この映画のプロデューサーで当時アメリカ・オンライン(AOL)の副会長であった(2007年末現在、名誉副会長)が、『ザ・レイプ・オブ・南京』を著した中国系アメリカ人女性作家アイリス・チャンの自殺をめぐる古新聞の記事を目にしたのが、製作のきっかけだったと同紙に説明している。監督のは、アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を2度受賞している人物。 2007年に「南京大虐殺」70周年を迎えたため中国や米国で関連した映画の計画がつづき、この映画はその先陣として注目された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南京 (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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